
こんにちは、ニワ先生です。
治療家の道に進んで約15年が経過しました。
施術経験も増え、"慢性腰痛"専門整体院の院長としてこの問題を総まとめします。
この記事を見れば、もう痛みに恐がることなく、自分で対処できるよう解説していきますので最後までご覧ください。
✔️ 本記事の目次
以上の内容で解説します。
それでは、順番にみていきましょう。
1、 痛 み の 基 礎 知 識
痛みには「急性痛」と「慢性痛」があります。
それぞれ整理します。
急 性 痛 |
慢 性 痛 |
患部に熱感をある |
患部に熱感がない |
考え中 |
考え中 |
明らかに痛めた原因がある |
痛めた原因がわからない |
わかりやすい症状だとこんな感じ。
もちろん他にもありますが、全て解説したらキリがないので、、、
下記にて解説していきます。
※身体の専門家でなくてもわかるような、"わかりやすい症状"にこそ見分けるヒントがあります。
患 部 の 熱 感
急性痛か慢性痛かを見分るうえで一番重要なヒントなのがこの「熱感」です。
捻ったりぶつけたりすると筋肉に大きな傷が付きます。
その傷を少しでも早く治すために患部に血流増大がおこり、その際に熱を発生させるため
「熱感」がわかりやすいヒントとなるわけです。
この血流に乗って、痛み物質「プロスタグランジン」が発生し痛みを感じます。
✔️ しかし、運動中の痛みは基本的に「急性痛」に当てはまります。
運動時は体温上昇するため、平常時と比べ判別が難しいです。
ただ、運動時の痛みは怪我になることが多いため、急性期の痛みなことが多いです。
僕の治療経験から”運動中の慢性痛”はあまりイメージがつかないくらいです。
なお、熱感の確認はどこにも売っている湿布で大丈夫です。
※左右湿布を当ててみて、患部だけ気持ちよく感じたら炎症がある証拠です。
考え中
痛めた「 原 因 」があるかどうか
実は”急性痛”と”慢性痛”を判断するのに、痛めた「原因」は外せません。
まずはその「痛みを感じた時」のことを思い出してみてください。
しっかりと思い出せるなら上記表の「明らかに痛めた原因がある」状態です。
僕は急性期判断をする際に、「いつ・どこで・何をして痛めたか」を確認します。
全てに答えられる場合、急性痛となることがほとんどです。
とはいえ「元々軽い痛みはあった」「重たい感覚があった」など症状はあるとは思います。
注ぎ続けたコップの水がいつか溢れるように、
元々腰痛持ちの方時はいづれ強い痛みとなって現れることはよくあることです。
そういった方は実は姿勢が悪かったりするのですが、、^^;
※僕は日常動作の中からその痛みのクセを探して原因を探っていきますが、
まずは「明らかな原因」を思い出してみて下さい。
結論 : 痛みの判断は難しくないです
というわけで、いきなり「痛みの見方」の話になってしまい、申し訳ないです。
でもよくネットなどには「その痛み危ない!!」「その痛み大丈夫?!」などなど
怖いことばかり書いてありますよね。
つまり過度に煽られて何かあればすぐに病院に行かないといけないという不安になってしまうのかなと。
僕の記事では、いきなり痛みの判別方法を書きまくったので、これを参考に「自分で痛みの判断」をできるようにしましょう。
そんなに難しいことではないし、専門的な知識も要りません。
自分はもちろん、家族が痛みを訴えた時にもとても有効ですよ。
2、痛みを感じたら確認すること
結論は「冷やす、温める、何もしない」この3つです。
痛みを悪化させる人の「共通点」とは
僕はもともと「接骨院の先生」でした。
鍼灸接骨院で修行もしたし、自分で鍼灸接骨院を開業もしていましたが、「痛みがどんどん強く強くなっている患者さん」を数多く見てきました。
現在の”慢性腰痛”専門整体院での事例もありますが、当時の患者さんの方が圧倒的に多かったので、その頃の事例をベースに解説します。
✔️
「痛いから温泉に行った」これはとても危険です
いきなり煽るのかよ。と思われるかもですが、順番に解説します。
間違った対処で痛みを悪化させるパターンは以下のとおり。
・朝起きたら首に痛みがあったからマッサージに行った
・重たいものを持って背中に痛みがありストレッチをした
・座ってテレビを見ていたらヒザに痛みがあり冷たい湿布を貼った
・ランニングで足首を痛めてサウナに行った
・長時間の運転で腰が痛くなりコルセットをして寝た
上記のパターンで悪化した方を多く見かけました。
歩けなくなって、奥様におんぶされてご来院された方も、、^^;
言うまでもなくですが、正しい対処をしないと逆効果です。
悪化してからの治療期間は倍以上かかります。
「いつ、どこで、何をして」を確認しよう
まず確認してほしいのは、"明らかな"痛みの原因があるかどうか。
まずはいつから痛いのか思い出して下さい。
"明らかな痛みの原因"があれば、「昨日」や「3日前」など思い出せるはずです。
・いつから痛いのか?
・どこで痛めたのか?
・何をしてて痛めたのか?
・どのように痛めたのか?
・痛みに変化はあるのか?
上記のように悪化してしまった方を多く見かけました。
言うまでもなくですが、間違った対処をすると逆効果です。
間違った対処で悪化すると、治療期間がかなり長引きます。
・朝起きたら首に痛みがあったからマッサージに行った
・重たいものを持って背中に痛みがありストレッチをした
・座ってテレビを見ていたらヒザに痛みがあり冷たい湿布を貼った
・ランニングで足首を痛めてサウナに行った
・長時間の運転で腰が痛くなりコルセットをして寝た
こんな経験ないですか??
ほんの一例ですが、本当によく聞きました。笑
痛みが発生した明確な原因がある=急性痛
急性痛には炎症が起こるので「冷やす」のが良いです。
逆に痛みがいつからあるのか覚えていない、なんとなく痛い。
こんな症状の時は慢性痛と判断して良いです。
慢性痛は血流不足も原因の1つなので、「温める」のが良いです。
病院で注射打ったという例も聞きますが、
一時的に痛みをおさえるならありですが、効果がきれればもっと強い痛みが襲います
症状にもよりますが、患部が治っていないので痛みだけ麻痺させて活動すれば、悪化するのは当然ですよね、、
繰り返しですが、まずはその痛みについて思い出すことが大切です。
自分の身体は自分が一番よくわかりますから、日常を振り返ってみて下さい。
3、「冷やす」場合の対処方法

ここから本格的な「対処の仕方」を解説します。
冷やす場合の対処
その① 熱感を左右で確認する
その② 腫れを左右で確認する
その③ 氷嚢または湿布で冷やす
上記の手順で行います。それではみていきましょう。
その① : 熱感を左右で確認する
通常時、人間の体温は平均36.5度前後と言われています。
そんな身体に冷たい物を当てれば、冷たく感じるに決まっていますよね。
しかし、炎症が起こる「急性痛」では、患部に冷たい物を当てると気持ちよく感じるのです!!
いきなり真ん中に当てるとどちらか分からないので、必ず片方ずつ当ててみましょう。
その② : 腫れを左右で確認する
これはそんな難しいことではないですよね。
痛い方と痛くない方で腫れの左右差を見れば言い訳です。
外傷次第で大きく腫れる場合もあるので、あまりにも腫れが強い場合は骨への影響も考えられるため、一度医療機関へ受診することをオススメします。
この場合は、整形外科でレントゲンを撮ってもらえば、骨への影響がわかります。
その③氷嚢または湿布で冷やす
冷やす方法は大きく分けて2つあります。順に解説します。
✔️まずは、「氷嚢で冷やす」 結論から言ってこれが一番最強です。
とは言え、氷嚢なんか持っていないという人の方が多いですよね。
ひとつくらいは持っておいていいと思います。
怪我にはもちろんですが、発熱時や熱中症なんかで役に立ちます。
もし氷嚢がすぐに準備できない場合は、
氷+少しの水を入れたジップロックをビニール袋に入れ、タオルで包めば即席氷嚢の完成です。
氷嚢で冷やすときは、凍傷にも気をつけながら
「10~15分程度冷やしたら、5分休む」を3セットくらい繰り返すのが良いですね。
※くれぐれも氷嚢を当て続けるのは注意してください。
✔️次は「湿布で冷やす」
湿布で冷やす方が手軽なので一般的かもしれないですね。
注意点は主に以下です。
・湿布の種類
・湿布の張り替え
湿布で種類は「冷却を目的として湿布」が良いです。
よくあるのが、「痛みを抑えることを目的」とした湿布です。
上記でも解説しましたが、急性痛は炎症が起こることによって痛みが強くなります。
なので、まずは炎症を抑える=冷やすことが先決になります。
冷却+鎮痛効果のある湿布もありますので、その場合はOKです!
次に湿布で冷やす場合での一番の注意点が「かぶれ」です。
日頃肌のトラブルを抱えてない人も意外とかぶれます。
冷却湿布は3時間程度で効果がなくなるので、それを目安に貼り替えください。
※貼り替えが難しい場合でも、必ず剥がして下さい。
また、湿布を貼った箇所に紫外線が当たるとひどくかぶれます。
ただでさえ痛みで辛いのに皮膚科も受診するはめになるので
湿布を貼る際にはご注意下さい。
「まとめ」
しっかり冷やす場合は氷嚢一択。
そんなに炎症が強くなく、冷やす時間がない場合は、冷却目的の湿布もあり。
4、温める場合の対処方法
温める場合は、そんなに急を要さないので、やりやすい方法で良いです。
その①:温める位置を確認
まずは位置の確認です。
場所にもよりますが、痛む場所の近くの大きな筋肉や関節がオススメです。
例えば、「太ももの裏が痛む&痺れる」とします。
太もも裏をそのまま温めるのもいいですが、太もも裏の筋肉の神経はお尻かから出ます。
なので、お尻を温めた方が効果的です。
その②:湿布やカイロで温める
次に温める手段ですが、温湿布、またはカイロになるかと思います。
湿布の注意点は上述したので割愛しますが、基本的には冷たい湿布と同じです。
しかし、温湿布の方が長時間効果があるので6時間程度を目安に張り替えると良いです。
✔️そして僕がオススメなのが「カイロで温める」方法です。
今時カイロはコンビニでも手に入りますよね。
カイロも貼る位置にポイントがありますが、
患部はもちろんですが、身体を温める目的なら「背中上部」と「下腹部」がオススメです。
足先へ行く大事な血管が通る下腹部付近を温めるのは末端冷え性の方にはとても効果的です。
その③:お風呂で温める
結論:これが一番最強です。笑 当たり前ですよね^^;
念の為お伝えすると、シャワーだけではなく、しっかり湯船に浸かることが大切です。
✔️痛みをコントロールする自律神経も整います。
自律神経症状にお悩みの方は、まずはお風呂に浸かることから始めてみて下さい。
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
というわけで、身体を痛めたら冷やすべきか?温めるべきか?について解説しました。
なお、このブログでは「ためになる!健康に役立つ知識」を治療家夫婦が書いております。
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というわけで、以上です。
ここまで読んでいただきまして、ありがとうございました。
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